勉強が苦手な人は、勉強のやり方が間違えているだけの事が多いです。
1つの事を覚えるのに多大な時間と精神力が必要になるような勉強の仕方だと、勉強が嫌になりやすいです。
勉強が嫌だと、テスト前だけしか勉強しなくなります。
勉強の流れを、以下のように考えている人は今でも多いです。
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①教科書か参考書を読む
↓
②問題集を解く
↓
③答え合わせをする
↓
④間違えた所を復習する
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この中で、「①教科書か参考書を読む」が最も苦痛な時間になる事が多いです。
①が長引けば長引くほど、勉強が嫌いになります。
まだスタート地点なのに、ここで嫌になってしまったら、何も覚えられません。
勉強が楽になるコツは、「①教科書か参考書を読む」をさっさと済ませてしまう事です。
「なるべくちゃんと全部覚えなきゃ」などと思わずに、ざっと読んで何となく理解できたら次に進んでみて下さい。
感覚的に7割くらいの理解で次に進んで大丈夫です。
忘れる事を恐れずに、とにかく試験範囲の終わりまでさっさと読み切る。
読み切ったら問題集に進んで下さい。
問題を解いてみて、分からない箇所や間違えた箇所は解説文を読む。
教科書や参考書を読むよりも、問題集の解説文を読む方が頭に入りやすいです。
教科書や参考書で全てを理解しようとするよりも、問題集を何周か繰り返しながら身に付ける、という習慣になれば、勉強が楽になります。
本当は①をすっ飛ばして、「②問題集を解く」→「③答え合わせをする」→「④間違えた所を復習する」…だけで勉強を済ませるのが理想的です。
特に社会と理科は、これだけで大抵は何とかなります。
国数英は、「①教科書か参考書を読む」がどうしても必要になりますが、なるべく早く「②問題集を解く」に入れるようにすると、覚えやすくなります。
このやり方が身に付けば、頭の中で勉強の回路が整備されてきて、新しい事も楽に覚えられるようになります。
楽に覚えられるようになると、深く理解できるようになります。
大人になる前にこの感覚が身に付くと、一生物の能力になります。
楽な勉強のやり方を知っている人は、大人でも意外と少ないです。
多分10%未満でしょう。
受験や資格試験のような知識ゲームは「どうやって楽に覚えるか」を知っている人が勝ちます。